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2026.03.31

演劇の豊かさ、時空を超えて伝える5作品 ──EPAD作品データベース・作品紹介|山口宏子(演劇記者)

演劇の魅力とはなんでしょう?
その時、その場所で起こる唯一無二の出来事。観客と演じ手が時間と空間を共有する特別な体験――。確かに、そうですね。
ただ、この魅力に触れるには、いくつかのハードルを越える必要があります。それゆえ、演劇を縁遠く感じる人も少なくないでしょう。
 
まず、上演スケジュールに合わせて時間を作り、会場に足を運ばなくてはなりません。身近に劇場がない。様々な事情で遠出が難しい。子育てや介護などで時間を作りにくい人も多いでしょう。作品によっては、チケットがすぐに売り切れて入手できなかったり、高価で手が出しにくかったりするケースもあるはずです。
そうした演劇の「ライブ」ゆえの制約を、完全に……とは言えませんが、ある程度乗り越え、人々と演劇の新しい接点を生み出そうとしているのが、EPADの取り組みだと、私は考えています。
 
EPADは「舞台芸術アーカイブ+デジタルシアター(Eternal Performing Arts Archives and Digital Theatre)」の略称。多くの団体が協力し合い、古今の舞台芸術の映像を幅広く集めてデータベース化して、活用を進めています。
様々な可能性のある事業ですが、私たち観客にとって一番わかりやすいのは、「もう一度見たい」「一度見てみたかった」過去の作品を早稲田大学演劇博物館などで視聴できる、「演劇の図書館」のような機能でしょう。
加えて、全国の劇場やホールで、収集した映像をスクリーンに投影する「上映イベント」も始まっています。小さなモニターを一人で見るのではなく、大きな画面を大勢の人たちと一緒に鑑賞できるので、実際の観劇に近い雰囲気で楽しめます。中には、こうした利用を想定して、高精細の「8K」映像、固定カメラで撮影された作品もあります。観客の視点から舞台を丸ごと収録しているため、大きなスクリーンに映すと、まるで「生」の舞台がそこに呼び戻されたようです。臨場感のある、ちょっと不思議な感覚の鑑賞体験ができます。
演劇を、時間や場所、コストなどの制約から解き放つ、こうした「舞台上映」は、より多くの観客が演劇の魅力に触れる機会になると思います。
 
上映可能となるよう権利処理された作品のラインナップは多彩です。時代を象徴するような舞台、歴史的にも意義深いもの、熾烈なチケット争奪戦が繰り広げられた大人気作なども数多く入っています。その中の何本かを、作品の背景も含めて、紹介します。
 


 

『ムサシ』 井上ひさし・蜷川幸雄、巨匠二人の記念碑

『ムサシ』(2021)舞台写真 撮影:田中亜紀

https://db.epad.jp/s/2747
 
『ムサシ』(2009年初演)は、日本の現代演劇を代表する巨匠、劇作家・井上ひさし(1934〜2010)と演出家・蜷川幸雄(1935〜2016)がタッグを組んだ舞台だ。
ふたりは同世代だが、長い間仕事では接点がなく、蜷川が井上戯曲を初めて演出したのは70歳になった2005年、芸術監督を務めていたBunkamuraシアターコクーン(東京・渋谷)で上演した『天保十二年のシェイクスピア』(1974年初演)だった。
この出会いをきっかけに、蜷川は井上の旧作を次々と手掛けるようになったが、井上が2010年に世を去ったこともあり、ともに取り組んだ新作は、この『ムサシ』一本だけとなった。奇想と笑いの中に、歴史への深いまなざしと反戦の思いを織り込む井上。戯曲の言葉に最大限の敬意をはらいながら、圧倒的な視覚表現で劇の世界を構築する蜷川。それぞれの持ち味が発揮された秀作だ。ふたりにとっても、後期の活動を代表する記念碑的な作品である。
 
『ムサシ』は、1930年代に発表され、いまも読み継がれる吉川英治作『宮本武蔵』を踏まえている。国民文学ともよばれるこの小説は、剣豪・宮本武蔵の青年期を描いた文庫本8巻の大長編。その最後の、わずか数行から、井上はこの戯曲を発想した。
小説は、武蔵と佐々木小次郎との舟島(巌流島)の決闘で終わる。敗れた小次郎は地に伏す。まだわずかに息がある。井上は、もし小次郎が生き延びたら――と発想し、「その後」の物語として『ムサシ』を創作した。
舟島から6年後、復讐心に燃える小次郎は、鎌倉で禅寺の造営に関わっていた武蔵を探し出し、再戦を挑む。武蔵は受けて立つ。決闘は3日後。それまで小次郎も寺に滞在し、武蔵、この寺の住持、寺開きのために来た沢庵和尚、将軍家兵法指南役・柳生宗矩、地元の商家の筆屋乙女、木屋まいとともに過ごすことになる。乙女とまいは決闘を止めようとするが、乙女の父親を死に追いやった者が見つかると、「かたき討ち」に燃え始め、話は思わぬ方向に進んでゆく。
 
武力には武力をという報復合戦が続き、戦争の止まない世界に向けて、井上は、恨みの連鎖を断ち切ることの意味を「喜劇」のスタイルで、力強く語る。蜷川はその言葉をまっすぐに伝え、モチーフになっている能の魅力や、舞台装置が生きているように動く場面転換など「見る楽しみ」もたっぷり盛り込んだ。
2010年のロンドン、ニューヨーク公演で絶賛され、シンガポール、韓国、中国でも公演している。
武蔵役は初演から一貫して藤原竜也。小次郎役は初演が小栗旬、その後、勝地涼、溝端淳平が演じた。
EPADに収録されているのは、蜷川の七回忌に上演された2021年版。初演から柳生宗矩を演じている吉田鋼太郎が、オリジナル演出を踏まえて演出した。定点から8Kで撮影されており、ダイナミックな舞台全体が見渡せるのも嬉しい。
<EPAD収蔵映像:8K定点映像>
 
 

『蒙古が襲来』 劇団東京サンシャインボーイズ、30年後の復活

『蒙古が襲来』舞台写真 撮影:細野晋司

https://db.epad.jp/s/5861
 
舞台、テレビ、映画を横断して活躍する脚本家、三谷幸喜(1961年生まれ)の活動の原点は、大学生だった1983年に旗揚げした劇団「東京サンシャインボーイズ」だ。劇団は人気絶頂だった1994年に事実上解散したが、最終公演の際、半ば冗談で30年後に新作を上演すると予告した。その約束を果たす形で2025年に上演したのが『蒙古が襲来』(三谷作・演出)だ。東京・渋谷のパルコ劇場を皮切りに全国10都市で約2カ月間公演し、どこも大盛況だった。
 
1980年代から90年代にかけて、演劇界には「小劇場ブーム」が起きていた。大学の演劇研究会から始まった野田秀樹の「夢の遊眠社」や鴻上尚史率いる「第三舞台」などが絶大な人気を集め、若い劇団が数多く誕生。雑誌やテレビでも頻繁にとりあげられ、都市文化の象徴的な存在になっていた。
三谷が「東京サンシャインボーイズ」を作ったのも、そうした時期だった。当初はあまり注目されなかったが、次第にプロの俳優を志向するメンバーが増え、三谷の書くウェルメイドな喜劇の評価が高まった。
ごく普通の人たちが、困難に直面しながら生きてゆく姿を、温かな笑いとともにリアルなタッチで描くのが、初期の三谷作品の特徴で、『彦馬がゆく』(90年)、『12人の優しい日本人』(90年)、『ショウ・マスト・ゴー・オン~幕をおろすな』(91年)、『ラヂオの時間』(93年)といった秀作が次々と生まれた。同世代の劇団で多かったSF的な設定や、遊戯性を前面に出した表現とは異なる作風は新鮮で、幅広い観客から支持され、東京サンシャインボーイズは、チケットが入手できない劇団の代表格となった。
 
劇団が活動を停止した後、三谷はさらに活躍の場を広げ、俳優たちも第一線で活動を続けた。『蒙古が襲来』に、引退して家庭に入った女優一人をのぞき、全員が参加したのも、この劇団の実力を示している(2002年に病気で急逝した伊藤俊人は「声」で出演)。
『蒙古が襲来』は鎌倉時代の対馬が舞台。劇の大半は、海辺の村の、のどかな日常の風景だ。鎌倉から来た役人をもてなすための騒ぎ、かつて恋人だった男女の再会、旅芸人の来訪といったこまごまとした出来事が、愉快に、にぎやかに展開する。この劇団らしい、親密なアンサンブルが見どころだ。しかし、大陸に近いこの島の沖には蒙古軍が迫っている。唐突にも思える終幕には、三谷の「2025年の世界」への視線が反映されている。8Kの固定カメラで収録した映像が、その楽しさと怖さを伝えている。
<EPAD収蔵映像:8K定点映像>
 
※注
東京サンシャインボーイズは、ホームグラウンドだった東京・新宿のシアタートップスが2009年に閉館した時に一度再結集し、三谷作・演出『returns』を短期間上演している。シアタートップスは2021年に本多劇場グループの劇場・新宿シアタートップスとして再開場した。
 
 

KERA・MAP #010『しびれ雲』 愉快で、不思議な人々の営みを、繊細に

KERA・MAP #010『しびれ雲』舞台写真 撮影:引地信彦

https://db.epad.jp/s/4642
 
ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA、1963年生まれ)は、現代日本で最も活発に活動している劇作家・演出家の一人だろう。
主宰する劇団「ナイロン100℃」(1993年設立、前身は「劇団健康」=1985~92年)、メンバーを固定せず、毎回異なる趣向の作品に取り組む「KERA・MAP」(2001年スタート、名称は野田秀樹の「NODA・MAP」のもじりだろう)、2020年に俳優の緒川たまきと作ったユニット「ケムリ研究室」という三つの創作の場を持ち、劇場などによるプロデュース公演も手掛ける。実に多作。内容も、ナンセンスな喜劇あり、ホラーあり、ディストピアもの、SF、西部劇、時代劇、不条理劇……と幅広い。広すぎる!
その中でも2022年のKERA・MAP『しびれ雲』は、ある共同体の人間模様を繊細に描いたKERAの中でも異色の作品だ。ミュージカル界のスター、井上芳雄が、小劇場演劇の中心地、下北沢の本多劇場に初登場したのも大きな話題だった。
 
時は昭和の初め、1930年代。ところは架空の「梟島」だ。この島の人々は、響きが愛らしい架空の方言で会話する。タイトルの「しびれ雲」もKERAが作った気象現象で、不思議な形をしたその雲が空に現れると、ものごとの潮目が変わるという島の言い伝えがある。
ある日、浜辺で倒れている男(井上)が発見される。都会から来たらしい上品な青年。頭を打ち、記憶を失っている。名前も身元も分からない。いわくありげな謎の人物。さて、彼の正体は?――という物語、ではない。
島の住民たちは青年をごく自然に受け入れ、彼も島の暮らしになじんでゆく。小さな事件はちょこちょこ起きるが、どれが話の中心というわけでもなく、人々の喜怒哀楽と、それぞれの人生の断片が細やかにつづられる。井上演じる青年も特別扱いされない。この、フラットな感じが心地いい。
観客をぐいぐいと引っ張るストーリーがなくても、3時間余りの舞台を飽きずに観ることができるのは、KERAの作劇の巧みさと、それを体現する俳優たちの演技の力だ。青年の正体なんて、もうどうでもいいよね。人が生きている日常が、こんなに魅力的なんだから。そんな気持ちも湧いてくる。
 
『しびれ雲』を作るにあたってKERAは、自身の映画作りを「豆腐屋」になぞらえた小津安二郎監督の言葉を引きながら、〈還暦を前にして豆腐を作りたくなるのも、自然なことのように感じる。美味い豆腐が出来ますように〉とつづった。確かに、しみじみとした味の、ステキな「豆腐」だった。
この「梟島」は、KERA作・演出の秀作『キネマと恋人』(2016年初演)の舞台でもある。時代もほぼ同じ。こちらは『しびれ雲』と違って奇想天外なストーリーが楽しい作品。直接重なる登場人物もいない。でも、観終わった時の幸福感は共通する。この島には不思議な力が宿っているに違いない。
<EPAD収蔵映像:複数カメラ編集映像>
 
 

ヨーロッパ企画『来てけつかるべき新世界』 レトロな未来、上質な人情喜劇

ヨーロッパ企画『来てけつかるべき新世界』舞台写真 撮影:井上嘉和

https://db.epad.jp/s/5000
 
京都を拠点にする劇団「ヨーロッパ企画」(1998年結成)の『来てけつかるべき新世界』は、とびきり楽しい作品だ。劇団代表の上田誠(1979年生まれ)が作・演出した。初演は2016年。現実が劇に少し近づいてきた24年に再演された。
 
舞台は近未来の大阪。タイトルは、文字通りの「新しい世界」と、実際に大阪市の南部にある下町の地名の二つの意味が重ね合わされている。
大阪のシンボル・通天閣の足元に広がる庶民的な街「新世界」。そのはずれにある串カツ屋「きて屋」を切り盛りする、明るく元気な娘マナツを語り手に、この街の人たちの日常が、威勢の良い大阪の言葉でつづられる。
年季の入った串カツ屋の店先。道路に置かれた、ビールの箱の上に板を載せたテーブルに「おっちゃん」たちは集い、飲み、食べ、将棋を指す。隣の美容室は「パーマ屋」と呼ぶ方がしっくりくる感じだし、雑居ビルにかかったスナックやゲームセンターの看板は色あせ、コインランドリーも古ぼけている。
昭和の頃のまま、といった風情の一角。でも、空を見上げると、配達用のドローンが飛び交い、道には、捨てられた野良犬ならぬ「野良ロボット」が電源を求めてさまよい歩いている。人工知能は、炊飯器の「体」を借りて話を始め、パーマ屋の頭をすっぽり覆う「お釜型ドライヤー」はバーチャルリアリティー体験のツールになっている。
メカニックでピカピカのデジタル都市ではなく、油とソースのにおいが漂う町で、古くさくも温かな関係を結びながら、人々がAIやドローンといっしょに生きている「懐かしい未来」がここにある。
 
劇団がこの作品につけたキャッチフレーズ「SF人情喜劇」は、内容にぴったり。愉快な物語に浸り、大笑いしながら、ふと、自分たちが生きている時代や、技術革新と人間との関係を思う。そんな体験もできる、上質の娯楽劇だ。
この作品で上田は、岸田國士戯曲賞を受けた。「演劇界の芥川賞」とされるこの賞は、テーマや手法に新しさや実験性のある先鋭的な戯曲が選ばれることが多い。受賞に至るには珍しいタイプの作品なのだが、主催する白水社がウェブで公開している「選評」を読むと、上田の劇作のうまさが圧倒的な支持を集めたことが伝わってくる。
〈小難しかったりしちめんどくさかったりすることは抜きに、きわめて技術が高く、アイデアが全編に行き渡っており、結果すこぶるおもしろい作品になっていたから推した〉(岡田利規)。〈本作品に於ける上田氏ほど「うまい」ことを忘れさせてくれるケースは稀だ。熱烈に授賞を推した〉(ケラリーノ・サンドロヴィッチ)。野田秀樹はある場面を挙げて〈痛快な落語を聞いたように、私は吹き出してしまった〉と書く。
このおもしろさを、多くの人に体験してほしい。
<EPAD収蔵映像:8K定点映像>
 
 

『この世界の片隅に』 戦争の中の日々を、ミュージカルで、丁寧に

『この世界の片隅に』Wキャスト(昆夏美、海宝直人、平野綾、小林唯、桑原広佳、増田梨沙)©こうの史代/コアミックス・東宝 製作:東宝

https://db.epad.jp/s/6647
 

『この世界の片隅に』Wキャスト(大原櫻子、村井良大、桜井玲香、小野塚勇人、澤田杏菜、鞆琉那)©こうの史代/コアミックス・東宝 製作:東宝

https://db.epad.jp/s/6764
 
『この世界の片隅に』は、太平洋戦争末期の広島県を舞台に、市井の人々の生活と思いを細やかに描いたミュージカルだ。
原作は、こうの史代の同名漫画。戦況は悪化し、庶民の生活はどんどん苦しくなってゆく。すぐそばに「死」が迫り、強い痛みや深い悲しみと隣り合わせの日々。だが、その中にも、たんたんと続く日常の暮らしがあり、夫婦や家族の情愛も、それぞれの感情の波立ちもある。原作は、そうした一人ひとりにとっての「戦争」を丁寧に描いている。それが東宝によって舞台化された(上田一豪脚本・演出、アンジェラ・アキ音楽)。
 
広島市生まれの主人公すずは、絵を描くのが好きで、のんびりしている、ちょっと不器用なところもある女の子だ。結婚して、大きな軍港のある呉市で暮らし始める。新しい家族との日々。戸惑いや喜びを積み重ねながら、すずは生活している。呉の町が激しい空襲を受ける。爆弾は非戦闘員も標的にし、すずは大きな傷を負う。そして8月6日、実家のある広島市に原爆が投下される。
 
原作漫画は2007~09年に雑誌連載された。文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受けるなど高い評価を受け、2016年に公開されたアニメーション映画によって、誰もが知る作品となった。多くの人の共感を集め、「すずさん」は、戦時下を生きる「ふつうの人たち」の代名詞に。ミュージカルも、すず、夫の周作、周囲の人々の「生」を誠実に伝える。
 
いまの日本で、興行という意味で演劇界を引っ張っているのはミュージカルだ。大劇場の演目の大半はミュージカルが占めている。ブロードウェイやロンドンで作られた名作、大作、話題作が次々と上陸し、ウィーン発の作品も人気を集める。近年は韓国の作品が急激に増えている。こうした外来の翻訳ミュージカルは多くの観客を集め、劇場に活気を生んでいる。だが、日本演劇界にとっての「弱み」も見える。契約にもよるが、海外の著作権者に支払う上演料が高額であるのに加え、日本国内で劇場上演以外の展開をするのが難しいことだ。コロナ禍で劇場が閉鎖された時、観客との接点になった配信はもちろん、グッズ制作などに制限があるケースも多い。
IP(知的財産)を活用して収益を上げるのが、現代のエンターテインメント・ビジネスの基本。その意味で、ミュージカルでも、オリジナル作品に取り組む必要がある。東宝やホリプロなど大手は、いずれは「輸出」も視野にいれた舞台製作に力を入れ始めている。そうした時代の流れの中で、この作品も生まれた。
もちろん、ビジネスは重要だ。でも、それ以上に、ミュージカルという若い世代にも親しみやすい形式で、舞台芸術の楽しさを伝え、私たちが生きている社会や歴史を考えるきっかけを作り出すことの意義は大きい。その意味でも、たくさんの大切なことを、音楽にのせて語りかけてくれるこの舞台は、重要だ。
<EPAD収蔵映像:8K定点映像>
 
 
執筆:山口宏子(Hiroko Yamaguchi)
1960年生まれ。83年、朝日新聞社入社。80年代の終わりから、東京、西部(福岡)、大阪の各本社で演劇を中心に取材し、記事や批評の執筆をしてきた。編集委員(演劇担当)、論説委員(文化・メディア担当)も務めた。2025年に定年退職し、現在はフリーランスで活動している。武蔵野美術大学非常勤講師、東京都立総合芸術高校特別専門講師。月刊「ダンスマガジン」(新書館)で演劇評を連載している。韓国演劇協会の専門誌「韓国演劇」に3カ月に一度「日本演劇時評」を寄稿。ITI国際演劇協会日本センターの国際演劇年鑑、ブリタニカ国際年鑑などにも執筆。共著に『蜷川幸雄の仕事』(新潮社)。
 


 
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