LOVE
2021.02.18

鈴木 理映子(演劇ライター/編集者)/維新派『アマハラ』

アジアと日本の歴史、南洋の島々とのつながりの中にある人々の暮らしのスケッチを通じ、集団と個の関係性を紐解き、「(いま)ここは、どこですか」と問いかける。主宰・松本雄吉の死去後に完成、上演され、晩年の松本の関心を生前よりむしろソリッドに浮かび上がらせた本作は、巨大な廃船を模した舞台越しに望む平城宮跡の夕景、吹き抜ける秋風ともあいまって、彼の存在と不在とを、強く印象づけた。

 

分野:演劇
推薦者:鈴木 理映子(演劇ライター/編集者)
作品名:維新派『アマハラ』
 

撮影:Yoshikazu Inoue