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2024.05.13

Noism Company Niigata|2023年度 EPADセレクション 採択団体インタビュー

現在EPADでは、令和5年度補正予算 文化芸術振興費補助金 人材育成・収益化に向けた舞台芸術デジタルアーカイブ化推進支事業の採択を受け、舞台芸術作品の映像を募集しています。
要件を満たした作品を対象に、有識者の審査のもと収集作品を決定し、EPADおよび指定の団体にて、アーカイブ所蔵。さらに広く、公開を目指す作品については、EPADにて必要な権利処理のサポートを行うほか、収録の補助も実施いたします。
詳細:https://epad.jp/news/2024042301/

これまでも実施してきた、EPADセレクションでの作品映像募集。
採択されたことのある団体の皆さまからいただいたお声をご紹介します。応募のきっかけや、EPADの取り組みへの感想などをお伺いしました。
 
 

Noism Company Niigata

りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館を拠点に活動する、日本初の公共劇場専属舞踊団。国内・世界各地からオーディションで選ばれた舞踊家が新潟に移住し、年間を通して活動。2004年の設立以来、りゅーとぴあで創った作品を国内外で上演し、新潟から世界に向けてグローバルに展開する活動(国際活動部門)とともに、市民のためのオープンクラス、学校へのアウトリーチをはじめとした地域に根差した活動(地域活動部門)を行っている。

『お菊の結婚』舞台写真 撮影:Isamu Murai

 
――2023年度のEPADセレクションへ応募された理由をお聞かせください
以前他の作品を、国際交流基金「STAGE BEYOND BORDERS」を通じて配信いたしました。原盤権やシンクロ権等、配信に関わる権利処理を全面的にサポートいただいたほか、国内外の多くの方々に映像を通じて作品をご覧いただけたことがとても良く、再び映像配信へ向けたサポートを受けたいと思いました。

――採択後、配信までの過程はいかがでしたか
権利処理は各著作権者とのやり取りが発生し、予定通りに進まないこともありましたが、事務局の皆さまに丁寧なご対応をいただきました。無料の映像配信を実施することができて良かったです。

――これからのEPADに期待することをお伺いできますと幸いです
舞台芸術と映像配信は別物。舞台は同じ空間を共有してこそ体験できるという思いがあり、どちらかというと映像配信には消極的ではありました。舞台は一期一会という想いは変わりませんが、劇場にお越しいただけない方へのアクセシビリティの向上のための配信、アーカイブとしての映像記録はやはり必要なのだろうと考えます。
舞台をご覧になった方が記憶を蘇らせる映像を、ご覧になったことのない方が次は舞台で見てみたいと思うような映像の収録サポート、配信サポートの継続をお願いできればと思います。

★2023年度のEPAD配信サポートにより、こちらの作品が公開中。
Noism0『Near Far Here』
Youtube(無料・2029/1/25まで)



Noism0+Noism1 Noism×鼓童『鬼』
Youtube(無料・2029/1/28まで)



Noism0+Noism1 ディアギレフ生誕150周年『お菊の結婚』
Youtube(無料・2029/1/28まで)



映像舞踊『Bolero2020』
Youtube(無料・2028/11/30まで)



<EPAD 2024年度 舞台公演映像募集 エントリーのご案内>
https://epad.jp/news/2024042301/