ARTICLES
2024.05.09

階|2023年度 EPADセレクション 採択団体インタビュー

現在EPADでは、令和5年度補正予算 文化芸術振興費補助金 人材育成・収益化に向けた舞台芸術デジタルアーカイブ化推進支事業の採択を受け、舞台芸術作品の映像を募集しています。
要件を満たした作品を対象に、有識者の審査のもと収集作品を決定し、EPADおよび指定の団体にて、アーカイブ所蔵。さらに広く、公開を目指す作品については、EPADにて必要な権利処理のサポートを行うほか、収録の補助も実施いたします。
詳細:https://epad.jp/news/2024042301/

これまでも実施してきた、EPADセレクションでの作品映像募集。
採択されたことのある団体の皆さまからいただいたお声をご紹介します。応募のきっかけや、EPADの取り組みへの感想などをお伺いしました。
 
 

関西を拠点に活動する劇作家久野那美の作品上演ユニット。毎回、公演の度にメンバーを改めて名前を〇〇の階と更新し、公演終了後に解散する。上演会場を劇中に取り込んで、虚構と現実、劇の中と外…の境界を越境して広がっていく作品が特徴。演劇用ではない上演会場や、劇場の使い方も毎回話題になる。

『だから君はここにいるのか【舞台編】【客席編】』舞台写真 撮影:竹崎博人

 
――2023年度のEPADセレクションへ応募された理由をお聞かせください
公演の度に、演出家も編集に加わって、舞台創作と同じ熱量を注いで時間をかけて映像を作成しています。それが大勢の人目に触れることができるかもしれない機会だったので、ぜひ応募したいと思いました。

――採択後、配信までの過程はいかがでしたか
古い音楽を使って著作権問題はクリアしていると思っていたのですが、レコードの版元が海外にあるということでその音楽を差し替える必要があり、その対応には苦労しました。しかし、公開補助費が得られただけでなく、大勢の方に知って頂ける機会も頂けてたいへんありがたいと思っております。

――これからのEPADに期待することをお伺いできますと幸いです
長く継続していただきたいです。また、採択された作品を広く紹介して頂けるとありがたいです。

★2023年度のEPAD配信サポートにより、こちらの作品が公開中。
『パノラマビールの夜』

vimeo(有料)
https://vimeo.com/ondemand/panoramabeer
観劇三昧(有料)
https://kan-geki.com/streaming/play/1102
 
『だから君はここにいるのか【舞台編】【客席編】』

vimeo(有料)
https://vimeo.com/ondemand/442242
 
 
<EPAD 2024年度 舞台公演映像募集 エントリーのご案内>
https://epad.jp/news/2024042301/