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2024.05.17

二兎社|2023年度 EPADセレクション 採択団体インタビュー

現在EPADでは、令和5年度補正予算 文化芸術振興費補助金 人材育成・収益化に向けた舞台芸術デジタルアーカイブ化推進支事業の採択を受け、舞台芸術作品の映像を募集しています。
要件を満たした作品を対象に、有識者の審査のもと収集作品を決定し、EPADおよび指定の団体にて、アーカイブ所蔵。さらに広く、公開を目指す作品については、EPADにて必要な権利処理のサポートを行うほか、収録の補助も実施いたします。
詳細:https://epad.jp/news/2024042301/

これまでも実施してきた、EPADセレクションでの作品映像募集。
採択されたことのある団体の皆さまからいただいたお声をご紹介します。応募のきっかけや、EPADの取り組みへの感想などをお伺いしました。
 
 

二兎社

永井愛の作・演出作品のプロデュース公演を行う演劇ユニット。近年の代表作は『ザ・空気』シリーズ、『歌わせたい男たち』『鷗外の怪談』など。

『私たちは何も知らない』舞台写真 撮影:本間伸彦

 
――2023年度のEPADセレクションへ応募された理由をお聞かせください
この作品はDVD化をしていなかったので、配信することにより、劇場に足を運ぶことのできなかった方々にも観ていただける機会を提供できればと思いました。
公開補助費をいただけることも魅力のひとつでした。

――採択後、配信までの過程はいかがでしたか
作業行程を丁寧に説明していただいたので助かりました。ただ、権利者情報収集シートや作品管理システムに記入すべき事柄が多く、慣れていないと結構手間取ってしまうと思います。
配信作品は、もう少し多くの方に観ていただきたいですが、視聴者数が伸び悩んでいます。引き続き、告知の仕方を考えていきたいです。

――これからのEPADに期待することをお伺いできますと幸いです
自力でのデジタル化が難しい団体にとっては、EPADの支援は大きな助けになります。今後も、貴重な舞台映像の保全のために、活動を続けていただきたいです。

★2023年度のEPAD配信サポートにより、こちらの作品が公開中。
『私たちは何も知らない』

Confetti Streaming Theater(有料・2025/1/11まで)
https://www.confetti-web.com/events/164
 
 
<EPAD 2024年度 舞台公演映像募集 エントリーのご案内>
https://epad.jp/news/2024042301/